
“高い基準の当たり前”を つくりたい
NOT A HOTEL MINAKAMI TOJI サービススタッフ前地 稜平

NOT A HOTEL MINAKAMI TOJI サービススタッフ
前地 稜平
2020年にホテル業界に入り、和歌山のリゾートホテル、旅館で経験を積む。その後、東京のビジネスホテルのフロントで2年間勤務。新しい挑戦を求めて2025年5月、NOT A HOTEL MANAGEMENTに参画。NOT A HOTEL MINAKAMIの開業時のメンバーとして、接客に加え、設備のメンテナンス、電気柵の設置、冬期の除雪(大型特殊免許取得)など、ホテルマネジメントの全領域を担当する。
ビジネスホテルと旅館、双方のサービスを経験したのち、NOT A HOTEL MINAKAMIの開業メンバーとして参画した前地稜平。
一人ひとりに合わせた丁寧で奥行きのあるサービスに挑戦したい——そんな尽きない探求心から、彼はNOT A HOTELという新しい舞台に飛び込みました。そして前地は、接客にとどまらない幅広い業務に挑んでいます。
電気柵の設置、機械室のメンテナンス、さらには冬に備えて除雪車の大型特殊免許まで取得。従来のホテルサービスの枠を軽やかに超えながら、「当たり前のことの質を高める」という揺るぎないマインドセットを軸に、前地がどのように仕事と向き合っているのかを紐解きます。
旅館からビジネスホテル、そして新たな挑戦へ
━━━ 前地さんは、リゾートホテル・旅館、そしてビジネスホテルと、幅広い現場を経験してきたんですね。
2020年にホテル業のアルバイトからスタートし、祖父母のいる和歌山で2年ほど旅館に勤めました。その後、東京に戻り、ビジネスホテルのフロントで2年間働きました。旅館とビジネスホテルでは、客層もサービススタイルもまったく異なります。どちらも経験したのは、「新しいことを学びたい」という思いが強かったからです。
━━━そこから、どうして NOT A HOTEL へ?
ビジネスホテルでフロントも裏方も一通り経験し、「サービスの幅をもう少し広げてみたい」と思うようになったタイミングでした。
当時は、地方の観光地でより踏み込んだサービスに挑むことに興味がありました。ワインやコーヒーなど専門的な知識を持つゲストとも向き合いながら、サービスマンとして引き出しを増やせるんじゃないかと。
NFT をきっかけに NOT A HOTEL の存在を知り、ずっと気になっていたので、そのタイミングが重なったのが決め手になりました。
━━━これまでのホテルサービスと比べて、NOT A HOTELで働くイメージはどう変わりましたか?
カジュアル面談のあとNOT A HOTEL KITAKARUIZAWAを案内していただき、建築を目の前にした瞬間、「この環境でサービスしてみたい」と強く思いました。一人ひとりに合わせた上質なサービスには、高い基準の“当たり前”が求められます。ここならそのレベルに挑戦できる、もっと成長できる——そう思えたんです。

サービスの常識を超えていく
━━━実際に入社し、もっとも驚いたのはどんなことですか?
入社初日、部屋の案内が終わったあとすぐに始まったのが、まさかの“機械室ツアー”でした。建築チームの担当者から、バルブの仕組みや設備のメンテナンス方法を一通り教えてもらって……その瞬間、「あれ、自分ってサービス職で入ったんだよな?」と本気で思いましたね(笑)。
━━━サービススタッフが、設備のメンテナンスまで担う?
そうなんです。でもそこが NOT A HOTEL のすごく面白いところで。いわゆる一般的な“ホテルサービス”の枠におさまらないんですよね。
もちろん清掃や接客もしますが、それに加えて敷地内に電気柵を設置したり、設備に不備があれば自分たちでメンテナンスしたり。特に雪深いみなかみでは、この冬から敷地内外の除雪も僕の担当になる予定だったので、先日、大型特殊免許も取得しました。
━━━それはすごいですね。なぜそこまで幅広くやる必要があるのでしょうか?
シンプルに、不備が起きたとき現場にいるのは僕たちです。気づいた瞬間に自分たちで動けるほうが、ゲストの滞在を止めずに済む。だからこそ、できる限り現場で完結できる体制が理想だと思っています。
「ここまでやらなきゃいけないんだ」という責任感はありますが、サービス職でありながら建築やメンテナンスまで学べるのは純粋に楽しいです。ホテルマネジメントのあらゆる領域に関わる——そんな“超自律”な環境だからこそ、日々成長できている実感がありますね。

心地良さを生むのは「当たり前の質の高さ」
━━━前地さんが考える「NOT A HOTELらしいサービス」とは何でしょうか?
僕は、「心地良さ」を生み出すサービスだと思っています。オーナーさまの多くは“別荘に帰ってくる”ような感覚で滞在され、再訪してくださる方も多い。だからこそ、こちらから踏み込みすぎず、でも適度にそばにいる——その“絶妙な距離感”がとても重要です。
朝食時などで軽く会話しながら、そっとお気持ちを感じ取り、その都度サービスの温度を調整しています。その感覚がぴたりと合った時は、やっぱり嬉しいですね。
━━━そのサービスを実現するために、仕事で一番大切にしていることは何ですか?
「高い基準で、当たり前のことを当たり前にやる」ことです。これは学生時代から自分の軸にしてきた考え方で、社会人になってより一層その重みを実感しています。挨拶ひとつの質を上げる。普段は見落としがちな窓の汚れに気づく。道具の置き方を少し整える。そういう小さく見える“当たり前”を、積み上げて底上げしていくことが、最終的に大きな差になると思っています。
━━━最後に、NOT A HOTELで果たしたい目標を教えてください。
まずは、みなかみにいる先輩スタッフのみなさんのような“オールラウンダー”に近づくこと。できることを一つずつ増やし、できないことを確実に減らし、その積み重ねでチームからの信頼を得たいと考えています。
そのうえで、副支配人、支配人といった役割にも挑戦したい。 「前地がいるなら安心だよね」と、どの拠点でも言ってもらえるような存在になりたいんです。 そして何より、NOT A HOTELが掲げる“当たり前”の基準を自分の力で引き上げていくこと——それが、これからの大きな目標です。

キャリア
2020年
リゾートホテルでのアルバイトを経験。
2021年
和歌山の旅館へ就職。正社員として幅広いサービス業務に従事。
2022年
東京へ戻り、ビジネスホテルのフロントに2年間勤務。
2025年5月
NOT A HOTELに入社。NOT A HOTEL MINAKAMIの開業と同時にサービススタッフとして勤務を開始。
2025年10月
大型特殊免許を取得。冬期除雪業務を担当予定。



