
料理はゲストをもてなす 一つの手段
NOT A HOTEL AOSHIMA シェフ兒玉 拓也

NOT A HOTEL AOSHIMA シェフ
兒玉 拓也
宮崎県出身。大阪の辻調理師専門学校、およびフランス校を卒業後、京都のフランス料理レストラン数店舗で合計7年間勤務。帰郷後の2025年5月にNOT A HOTEL MANAGEMENTにジョイン。NOT A HOTELでの経験を通し、料理を「ゲストをもてなすための手段」と再定義する。現在はNOT A HOTEL AOSHIMA にてシェフとして、和洋中を問わないジャンルレスな料理と、ゲストの要望に応じたカスタムメイドな食体験を提供している。
高校卒業後、大阪の辻調理師専門学校およびフランス校で学び、京都のフランス料理店で7年間腕を磨いてきた兒玉拓也。
地元・宮崎に戻った際、壮大なスケールと開放感をもつ NOT A HOTEL AOSHIMA に魅了され、シェフとして入社する道を選びました。和洋中から BBQ まで、ゲストに合わせて何でも応える“超臨機応変なサービス”に触れたことで、彼の価値観は大きく変化。「料理は、ゲストをもてなすための一つの手段」という視点を新たにします。
デジタル技術と強いチームワークに支えられた NOT A HOTEL の現場で、兒玉は今、シェフの枠を越え“クリエイター”として新たな可能性に踏み出しています。
フランス料理人が、NOT A HOTELへ
━━━まずは経歴とNOT A HOTELに入社するまでの経緯を教えてください。
兒玉拓也と申します。宮崎出身です。高校卒業後、大阪の辻調理師専門学校とフランス校で2年間学び、その後は京都のフランス料理店で約7年間勤めました。地元に戻るタイミングで NOT A HOTEL を知り、現在はシェフとして働いています。
フランス料理は歴史や知識が体系化されていて、なぜこの味になるのか——その理由が必ずあるところに強く惹かれました。歴史、工程、素材が深く結びついている点がとても面白く、自然とのめり込んでいきましたね。
━━━長く勤めた京都を離れ、NOT A HOTELに入社した理由は?
最初に惹かれたのは、NOT A HOTELが持つスケール感と空気感でした。地元に戻ったタイミングで AOSHIMA を訪れた時、その開放感や建築の美しさ、スタッフの明るい雰囲気に触れ、「ここで自分が働いたらどんな景色が見えるんだろう」とワクワクしたのを覚えています。さらに、宮崎空港で大きく掲示されていた広告を目にした瞬間、「これはご縁かもしれない」と感じました。
その後、会社のことを深く調べるなかで、組織としての体制がしっかり整っていることを知り、「ここなら長く挑戦し続けられそうだ」と安心感も持てました。ワクワクと、働く環境としての信頼感。その両方が揃っていたことが、入社を決めた大きな理由です。
━━━NOT A HOTELは大人数でのチームワークが求められますが、それまでの個人店での働き方と真逆だと感じませんでしたか?
正直、大人数の組織には少し苦手意識があって、最初は戸惑いもありました。ただ、採用面接で支配人の皆さんとお話しするなかで、明るくて気さくで、前向きな空気をまとった方ばかりで。「この人たちと一緒に働いてみたい」と素直に思えたんです。
これまで培ってきた経験がどこまで活かせるのか、そして事業展開の幅が広いNOT A HOTELという環境で、自分がどこまで成長できるのか——そんなワクワクする好奇心が、入社を決める大きな後押しになりました。

料理が「手段」に変わる時
━━━入社後、NOT A HOTELで働くなかでもっとも驚いたことは?
まず驚いたのは、アプリや Discord、ホテル管理システムなど、デジタルツールをフル活用しながら業務が進む点でした。ミーティングも Zoom で行われ、情報共有がとにかくスピーディ。「これが現代のホテル運営なんだ」と感動したのを覚えています。
さらに、個人店時代は下処理から洗い物、掃除まで、全部を自分で抱え込むのが当たり前でしたが、NOT A HOTEL では「できることに集中していい」とチームが自然に支え合う文化がある。 その環境が新鮮で、とても心強く感じましたね。
━━━サービスへの価値観や向き合い方は、どう変わりましたか?
これまでは“フランス料理”という確かな軸がありましたが、NOT A HOTEL ではお客さまのご要望に合わせ、和洋中から BBQ、宴会料理まで、まさにジャンルレスに対応するスタイルです。
最初は戸惑いもありましたが、周囲から和食や BBQ を教わるうちに、自分の引き出しがどんどん増えていく実感があって、今ではその柔軟さを楽しめるようになりました。
━━━料理人としての軸は、どのように変化しましたか?
料理には技術・知識・段取りなど、多くの要素が必要ですが、それ以上に大切なのは「お客さまをどうもてなすか」ということ。最近は、料理はその目的を叶えるための“ひとつの手段”だと、はっきり捉えられるようになりました。
お客さまが喜んでくれるのなら、やったことのない料理でもアドリブで挑戦してみよう——そんな前向きな姿勢でキッチンに立つようになったのは大きな変化ですね。

目の前の一組に全力を尽くす
━━━兒玉さんが考える「NOT A HOTELらしさ」とは何だと思いますか。
一言でいうと、「超臨機応変に対応すること」だと思います。時間、内容、クオリティ、金額——すべてをそのゲストに合わせて、できる限りの最善を尽くす姿勢です。
プライベートディナーはもちろん、朝食や昼食といった日常のシーンでも、ゲストやオーナーのニーズを丁寧に感じ取り、その時だけの特別な体験につなげていく。それこそが NOT A HOTEL らしいサービスだと感じています。
━━━そのために実践していることは?
アレルギーや苦手食材の把握は当然として、事前に好みやシチュエーションをできる限り読み取り、臨機応変に対応できるよう準備を徹底しています。
現場では「一組のゲストに全員で向き合う」という姿勢が徹底されているのも特徴です。たとえば最近あったプライベート BBQ では、サービススタッフが小さなお子さまの食事に寄り添い、料理の提供スピードを変えるなど、レストランでは難しい細かな対応を全力で行ってくれました。さらに、ポテトやピザなど店舗外の要望にも、キッチンスタッフみんなが即座に動いてくれる。
一対一に近い細やかなサービスが実現でき、その意識がチーム全体に浸透していることこそ、NOT A HOTEL の大きな強みだと感じています。
━━━最後にNOT A HOTELで果たしたい夢、目標を教えてください。
これから瀬戸内、ルスツと拠点が広がっていくなかで、料理人としてさまざまな土地に赴き、その地域の歴史や文化と向き合いながら、特別な体験を届けられる存在になりたいと考えています。
そして会社の成長とともに、各地の拠点で“その土地ならではの食体験”を任せてもらえるような役割へと、自分自身も成長していきたいと思っています。

キャリア
2016年
辻調理師専門学校へ入学。大阪校・フランス校と合わせて2年間、料理を学ぶ。
2016年4月
辻調理師専門学校卒業。京都のフランス料理レストラン数店舗で合計7年間勤務。
2018年3月
NOT A HOTEL MANAGEMENTに入社。NOT A HOTEL AOSHIMA LDKのシェフに就任。
2025年10月
NOT A HOTEL AOSHIMAに勤務しながらも、他拠点に出向き料理の幅を広げている。
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