NOT A HOTEL CAREERS MANAGEMENT

「また来るね」がすべての答え

NOT A HOTEL プロジェクトマネージャー市来 和也

NOT A HOTEL プロジェクトマネージャー

市来 和也

宮崎県出身。FOOD & LIFE COMPANIESにて飲食事業の国内新規出店に従事し、全国規模での展開を推進。その後、中国大陸に駐在し、海外での新規出店および事業立ち上げを経験。 2024年7月、NOT A HOTELへ参画。運営プロジェクトマネージャー。

2025年7月1日、NOT A HOTEL初となるフラッグシップモデル「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」が沖縄・石垣島に誕生しました。自然との共生、極上の余白、非日常の体験を体現するこのハウスの開業を、運営の最前線で支えたのがプロジェクトマネージャーの市来 和也です。

飲食チェーンの新規出店を国内外で牽引してきた彼が、なぜ今NOT A HOTELで宿泊体験づくりに向き合うのか。立ち上げの過程で得た葛藤と学び、そして価値観の変化とは。市来氏が語る「運営プロジェクトマネージャーの本質」に迫ります。

「ワンチーム」で価値をつくる

━━━まずは、市来さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

宮崎県出身で、前職はFOOD & LIFE COMPANIES、いわゆるスシローに在籍していました。最初は国内での新規出店に携わり、その後は中国市場に駐在して、海外での出店や事業立ち上げに関わりました。 NOT A HOTELには2024年7月に入社し、KITAKARUIZAWAやNASUといったプレイスで、現場の運営やプロジェクトマネジメントの経験を積んできました。

━━━スシローには新卒ではなくアルバイト入社されたと聞きました。

そうなんです。実家の近くにスシローができて、「ちょっとやってみようかな」と軽い気持ちで応募したら、当時の店長から「会社もこれからもっと大きくなるし、君なら活躍できると思う」と言っていただいて。そこから正社員として迎えてもらい、国内の新規出店を任せていただくようになり、最後は中国に駐在し、新規出店をリードしていました。

━━━そしてスシローを退職し、NOT A HOTELに。きっかけは何だったのでしょう。 

ずっと「海外に行きたい」と言い続けてきて、それが叶ったのは本当にありがたかったです。ちょうどその頃、地元・宮崎で「NOT A HOTEL AOSHIMA」が建設されていて。それを見たとき、「なんだこの建物は!」と、衝撃を受けたんです。「いつかこんな場所で働けたら」と強く思っていたところ、ちょうど採用のタイミングがあって、迷わず応募しました。

決め手のひとつになったのが、代表の濵渦さんのnoteですね。これからの人生では、よりフラットに、仲間たちと一緒にゼロから価値をつくっていくような環境に身を置きたいという思いが強くなっていきました。

気づくか気づかないかくらいの、さじ加減で

━━━市来さんはNOT A HOTEL ISHIGAKI EARTHの運営プロジェクトマネージャーとして立ち上げに関わっていました。開業を迎えた瞬間、どんな思いでしたか?

無事にこの日を迎えられたことにほっとしています。でも同時に、「ここで満足してはいけない」という気持ちも強いですね。進化を止めるわけにはいかない。施設も、私たちスタッフ自身も。だからこそ、開業はゴールではなくスタートだと捉えています。今後は、施設の管理体制、サービスの質、人材育成など、あらゆる面で目線をもっと上げていかないといけない。支配人も副支配人も含めて、全員が“もっと良くなる余地”を探し続けることが大事だと思っています。

━━━KITAKARUIZAWAやNASUでの経験を踏まえて、EARTHはNOT A HOTELにとってどんな存在だと思いますか?

EARTHは、NOT A HOTELとして初めてのフラッグシップモデルです。「すごい施設ができた」ということは、誰の目にも明らかでした。でも、そのなかで私たち運営チームにとっては、“これがスタンダードになる”という新たな基準をつくる責任がありました。 「このハウスレベルにどう運営の質を合わせていくか?」それが最大のテーマだったと思います。

━━━その“基準づくり”とは、具体的にどのようなことですか?

例えば、タオルやシーツの置き方、清掃の仕上げなど、本当に細かい部分まで見直しました。石垣は気温が高いので、お風呂の温度も40度では熱すぎる。38〜35度に下げてみたり、常温で置いていた水を冷蔵庫に6本ストックしたりと、細やかな調整を何度も重ねています。ゲストが「暑い」と感じる前に、すっと対策をしておく。気づかれないくらいの“気づき”の積み重ねが、満足度につながるんだと思います。「ゲストがどう思うか」を常に考える。それも、期待を“大きく超えていく”ような想像力が必要だと感じています。

━━━そういった対応のなかで、最も嬉しかった瞬間は?

「いつもありがとう」「また来るね」と、笑顔で手を振って帰ってくださるときですね。 特にお子さんが「また来たい」と言ってくれたときは、胸がいっぱいになります。 NOT A HOTELは、“泊まる場所”というより、“帰ってくる場所”だと感じてもらえることが大切だと思っていて。その言葉が聞けるたびに、「やってきて良かった」と思えるんです。

一日、一客の積み重ねの先にあるもの

━━━今後、市来さんがNOT A HOTELのプロジェクトマネージャーとして挑戦したいことは何ですか?

まずはNOT A HOTELの掲げる「日本の価値を上げる」というミッションに、プロジェクトマネージャーとしてもしっかり貢献していきたいと思っています。 そして今後は、自分だけが“立ち上げ”を担うのではなく、同じように拠点の立ち上げを担える人材を育てていくことにも力を入れたいですね。

0から10まで、「立ち上げってこうやって進めるんだよ」と、実際の現場で細かく教えながら、感覚ではなく、きちんと型として伝えていく。私のやり方だけじゃなくて、その人自身の感性も活かしながら、新しい立ち上げのスタイルが生まれていけば、もっともっと良いものが生まれると思っています。

━━━今後、全国に拠点が広がっていくなかで、人と仕組みの両面からのアプローチが必要になっていきそうですね。

はい。ある程度ベースをつくったうえで教えていく。ただ、拠点によって異なるので、「このくらいのベースで行こうよ」という指示を出し、みんなでつくっていく感じですね。EARTHの良かった点だけを持っていくのではなく、それぞれの施設の特色を活かし、常にアップグレードしていきたいと思っています。

ゲストに喜んでいただくための「答え」は一つではありません。自分たちで「答え」を見つけて、その基準を上げていく。ゲストに喜ばれ、「また来るね」と握手された瞬間が、私たちにとって一番の答えだと思っています。

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