December 4, 2024

BIGによるSETOUCHI現地視察が行われました

SETOUCHIの建築を支える、佐木島の土を用いたラムドアースの検討が進んでいます。

着工から約3ヶ月。基礎工事が進行中のSETOUCHIで、設計を手掛けたBIGの担当者・小池良平氏による現地視察が行われました。今回、視察のメインとなったのは、主要な壁に採用しているラムドアース(=版築壁:土を主とした材料を型枠に流し込み、層状に突き固めてつくる壁)の確認。モックアップをもとに、全体像や仕上がりのディテールについて議論が重ねられた当日の様子をお届けします。

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ラムドアースの完成イメージ(CGパース)

「ラムドアースは、現場から採取される土の色味や積層の美しさなど自然の揺らぎが味になる壁。その揺らぎをどれだけコントロールして理想とする見た目へと仕上げるかが重要なポイントになる」と小池氏。

層ごとのムラがなく均一になりすぎると、無機質なコンクリート壁のような印象を与えてしまうため、材料の配合や突き固めの方法、打ち重ねるペースを緻密に調整し、地層のように自然な風合いをつくり出していきます。また、ラムドアースの事例が多く見られるヨーロッパ諸国とは異なり、日本では耐震性を確保するため材料の強度を上げ、鉄筋で補強しなければいけません。これにより型枠の継ぎ目が表面にあらわれやすくなってしまうことから、その見え方についても検討が行われました。

視察時点で4度製作されていたモックアップ。今回の議論の内容を反映したモックアップを改めて製作し、最終確認を行った上で、実際のラムドアース壁の施工がスタートします。



各棟の基礎工事が進行中

半島をまるごと所有するというかつてないリトリート体験を叶えるNOT A HOTEL SETOUCHI。基礎工事が進み、各棟の圧巻のスケール感が見えてきました。今後の進捗もニュースレターや各種SNSで随時お届けしていきます。ぜひ楽しみにお待ちください。

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完成イメージはCGムービーでご覧いただけます。


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